概要
試験実施を行う「Visual Studio Test」Build Step についての、作り方、簡単な使い方。
これで「試験実施に失敗したら後続フェーズに進まない」ようなビルドの設定を実現できる。
前提条件
実施の上での前提
試験向けのBuild Step より手前に、普通にビルドが終わっている必要がある。
試験向けBuild Step は、基本的に、出来上がっているdll に対してテストを実行する仕組みなので、まずは、普通にビルドを実行するBuild Step を実行する必要がある。
VSTest Build Agent の環境前提
Webアプリをビルドするのでなければ、以下がインストールされていれば大体は問題ないはず(あるいは、Visual Studio)。
- Microsoft Build Tools 2015 (MSBuildによるビルドに必要)
- Agents for Microsoft Visual Studio 2015(VSTest, MSTestによるテスト実施に必要)
Build Step の追加
- TeamCityサーバにログイン
- 対象のプロジェクトを開く
- ビルドの設定を開く
- 左側のメニューの「Build Steps」をクリック
- 「Add build step」ボタンをクリックか、既存のBuild StepのEditをクリック
- 最小限の設定は、以下の通り:
設定内容の補足
- 「Test engine type」が”VSTest”でも“MSTest”でも、最小限の設定は同じ
- 「Test file names」には、テストの実施対象となるdllを記載する。
- DLLのパスは、VCSルートからの相対パスで記載。
- パスにはワイルドカード(*)が使える
- すぐ下の「Edit excluded assemblies」をクリックすると、テスト実施対象から除外するdllも設定できる
実行結果の確認
テストの実行に失敗した場合は、普通にBuild Stepがビルド失敗した場合と同様に扱われる
成功した場合と失敗した場合の実行結果例)
ので、Build Step の設定で、「テストに失敗していたら、後続のデプロイは実施しない」といった処理が実現できる。
なお、Build列のリンクをクリックで、各テストの結果を詳細に確認できる。
Visual Studio上で実行した場合と、同程度の情報は参照できる。
「Test」タブをクリックすると、試験実施結果を一覧で参照できる。
以上。
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