概要
TeamCityで実行したビルド結果を、TeamCityのWebページ上からダウンロードできるようにする設定方法。
手順
ダウンロードしたいビルド結果を作るビルド の Build Configuration を開く
このようなページ:
General Settings の Artifact Paths に、ダウンロードしたいビルド結果ファイルを追加する
(ここで指定するパスは、基本的にチェックアウトしたフォルダからの相対パス)
設定例1)生成されたファイルの内、dllファイルをArtifactにする。
+:SimpleClassLibrary/bin/*/*.dll
設定例2)生成されたファイルの内、pdbファイルを除いてArtifactにする。
+:SimpleClassLibrary/bin/*/*
-:SimpleClassLibrary/bin/*/*.pdb
※bin フォルダ直下のフォルダ名が「/*」となっているのは、”Debug”でも”Release”でも正しく保存されるようにするため
パスの手前に「+:」がついているパスから、「-:」がついているパスに該当するファイルが除外されて、最終的にArtifact として保存されるファイルが決まる。
使える特殊文字
* 任意のファイル名、フォルダ名を表す
** 任意のフォルダ階層。
「Save」ボタンをクリックして、設定を保存する
ビルド結果のダウンロード
上記までの手順だけで、ビルドすると、ビルド結果の「Artifact」タブで、指定したファイルがダウンロードできるようになっている。
ビルド結果例)
Artifact タブで、 dll ファイルなどがダウンロード出来るようになっている:
よく起こりがちな「どの状態で試験したのかわからない」「試験実行時の環境を再現できない」「いつ不具合が作りこまれたのか?」といった問題を回避・調査するのに、かなりの効果があるように思う。
以上。