概要
SonarQube にて、C#、VB.NET のソース解析をするための覚書。
前提条件
- SonarQube がインストール済であること。
- SonarQube サーバが起動中であること。
設定手順
Soner Scanner for MSBuild のダウンロード、解凍
ダウンロードURL:
上記ページの「ダウンロード」リンクから、zipファイルをダウンロードし、任意の場所に解凍する。
解凍したフォルダを<SonarMsbuildフォルダ>と呼ぶ。
設定の変更(必要であれば)
もし、インストール中のマシンと同じマシンで SonarQube サーバが動作してない場合は、以下設定を変更する必要がある。
<SonarMSbuildフォルダ>\SonarQubeAnalysis.xml
<Property Name=”sonar.host.url”> のタグ内に記載されたURLを、localhost から、対象のSonarQubeサーバに接続できるURLに変更。
動作確認
解析対象となるプロジェクトの前後に、ダウンロードした Soner Scanner for MSBuild の実行を挟む必要がある。
コマンド実行内容
以下のように、コマンドを実行する。
cd <解析対象のルートフォルダ>
<SonarMsbuildフォルダ>\MSBuild.SonarQube.Runner.exe begin /k:"sonarqube_project_key" /n:"sonarqube_project_name" /v:"sonarqube_project_version"
"C:\Program Files\MSBuild\14.0\Bin\MSBuild.exe" <ソリューションとか> /t:Rebuild
<SonarMsbuildフォルダ>\MSBuild.SonarQube.Runner.exe end
※MSBuild の実行部分は、各プロジェクトの内容に応じて、適切な内容に書き換える
※“begin”での呼び出しで引き渡している三つの引数は、任意の内容で良いが、必須で指定する必要がある。
それぞれの意味合いは、大まか以下の通り:
- /n : SonarQube上でプロジェクト名として表示される
- /v : SonarQube上でプロジェクトのバージョンとして表示される。数字以外でもOK
- /k : プロジェクト全体で一意である必要がある、プロジェクトの識別キー。SonarQube上の管理者画面で表示される。
※気軽に解析を試せるソースコードがない場合は、SonarQube の用意したサンプルで試すのが良い:https://github.com/SonarSource/sonar-examples/archive/master.zip
結果の確認
同じマシンからであれば、以下から確認。
(別マシンからであれば、”localhost”部分を、ホスト名なりIPアドレスなりに書き換え)
ソースコードの解析結果と、プロジェクト名などに、引数で指定した値が、そのまま設定されているのが確認できる、はず。
参考:
解析の実行方法:
パラメータ:
以上。
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