概要
SonarQubeと同じルールで、VisualStudio上でソースファイルのルール違反部分をその場で表示できるようになる。
参考
導入手順
Plugin のダウンロードURL
Download ボタンをクリックして、ダウンロードしたファイルを実行で、インストール。
使用を開始するにあたって、Visual Studio 側では、特に設定は必要ない。
簡単な機能説明
Sonarlint をインストールした後に怪しげなコードを打ち込むと、エラー一覧に、SonarLintのルールに則った警告が出てくるようになる。
怪しげなコードのサンプル:
using System.IO;
namespace SimpleClassLibrary
{
public class SimpleExampleClass
{
private TextReader reader;
public SimpleExampleClass()
{
this.reader = new StreamReader("some path");
Initialize();
}
private void Initialize()
{
}
public string SomeRead()
{
string someStr = "someValue";
string retVal = reader.ReadLine();
return retVal;
}
}
}
出てきた警告:
※上のエラー一覧で、”S”から始まるコードを持つ警告が、Sonarlintが出力している警告。
青い字のコードをクリックすると、内容の説明と、一般的な修正方法を説明したSonarLintのページに飛ぶ。
ルールの有効化/無効化
プロジェクトのRefences > Analyzer を右クリックし、「Open Active Rule Set」をクリック
開かれたダイアログの「SonarAnalyzer.CSharp」の配下に、SonarLintでチェックしているルールがぞろっと出てくるので、左側のチェックボックスで、有効/無効を切り替える。
なお、設定を変更すると、RuleSetファイルが自動的に作成される。
SonarQube サーバとの接続
もし、SonarQube サーバを別に構築済であれば、SonarQubeサーバと接続して、解析するルールの内容を、SonarQubeサーバ側と同期することが出来る。
トップメニューの Analize > SonarQube Connection をクリック
チームエクスプローラにSonarQube が表示されるので、connect をクリック
SonarQube ServerのURL、ユーザー名、パスワードを入力の上、「Connect」をクリック
※特にユーザ、パスワードを設定していない場合には、Server のURLだけで問題なし。
「SonarQube server:」には、SonarQube の画面を開く際に普通にアクセスしているURLを入力すればよい
SonarQube のプロジェクト一覧が表示される
現在のソリューションに対応するプロジェクトを右クリックし、「Bind」をクリック
これで、ソリューションに必要なファイルが追加される。
定義の更新:
サーバのルールなどを取り込みなおしたい合には、TeamExploerを開き、プロジェクトを右クリック して、 Update を選択すると、サーバから設定を取り込みなおせる:
SonarLintを利用すれば、実装中に、ソースコードの品質を開発者がより確認しやすくなる。
SonarQube 上への品質情報の保存と共に利用すれば、チーム全体の品質に対する意識が大きく向上できる気がする。
個人で作業する場合でも、うっかりしたミスを減らせるので、ありがたい存在である。
蛇足メモ:サーバ接続時のトラブル
SonarQube サーバへの接続時、自環境では、うまく動かないことがあった。
SonarAnalizer.CSharp のバージョンが古い? か、上手くインストールできていなかった?ようなので、Package Manager コンソールで、以下コマンドを実行して、SonarAnalyzerを入れなおしたら、上手く動くようになった。
コマンド:
Install-Package SonarAnalyzer.CSharp
以上。